2011年3月23日水曜日

チェコに行ってきたよ~ん☆ パート3



きゃらでっちは!

ぐばああぁ花粉症でぐしゃぐしゃの七味でござる。



あぁ~だばば。花粉症酷すぎて初めてアレルギー抑制のお薬飲んでいるでござる。

ついこの間、買い物へ行ったのでござるよ。
…これが薬を飲み始めるきっかけになった事件になるのだが。
花粉酷いから!とマスク装備、なるべく花粉がくっつかないようつるつるした素材の服を着こんでいざ出陣したのでござるが……。
予想以上にひどくって。
くしゃみはひどいし、目はシパシパして自然と涙がこぼれおちる始末。
これだけなら予想の範囲内でござったのだが。


「!!!!!……息が…でき…ない…だとっ。」


そう、くしゃみのしすぎとアレルギーの反応でのどが赤くはれて気管がぎゅ~って。
ぎゅ~って…泣
これは本気と書いてマジにやばいと、本能的に察知した某は本屋はしごしてドラッグストアへ逃げ込みました。節電中で昼間でも若干暗い店内でひゅ~ひゅ~言いながら(息です)お薬と塗るマスクというのをゲットしそのまま帰宅。
もう、死ぬかと……泣。怖かった…
でも、この時にゲットしたお薬のおかげで今はへっちゃらぽーんww。
(´∀`)天国…



そして、今日は学科ガイダンスがありました。
久しぶりにみる顔ばかりでうきうきどきどきしておりました。
東北でおきた地震の被災地、今でも余震が続いているところ出身の友達の元気そうな顔も見れました。今は不安の中で苦しい時期ですが、少しでも光を見つけれるように、一歩踏み出してみんな笑顔で新学期迎えましょう!(と、その前に健康診断だっ。がーーん)







と、長くなりましたが、おまたせしましたーーーぁ!

「チェコに行ってきたよ~んパート3」
今回でこのシリーズはおしまいでござる。(*´ω`)<さみしい?  さみしい>(´Д`*)


最終回の今日は、「チェコアニメーションと命を吹き込むアーティストたち」でござる!
チェコアニメーションツアーに行って出会ったアーティストの皆さんや、
見学した学校、大学、スタジオをご紹介するでござるよ!



ツアーでまずはじめに見学に行ったのが
「FAMU(チェコ国立芸術アカデミー映画学部)」

このFAMU。FAMUは映画学部までの略だそうです。アニメーションはこの映画学部内です。
ほかにも学部があるそうです。カメラ、音響、など。でも全部フィルムを一本作ることを目的にしているそうです。
まずびっくりだったのが、国立のアカデミーなので授業料が無料!無料ということから世界各国から優秀な入学希望者が集まるのだそうです。
しかし、1学年でとる学生は5人。入学するにはハードルの高い高い試験があるのだそうです。




トイレ。チェコ語でザーホット。廊下歩いてたら開いてたのでつい。

映写室。ブル―が落ち着く雰囲気をかもしだしておりました。

校舎は古いですが、逆に風格が出ていて内装もおしゃれ。
アニメーションを勉強する環境はとてもよいものでした。

そして、今回FAMUを案内してくださったクビチェック先生。写真暗い…泣
学生の作る作品が、やはり毎年違うのでその個性がとても楽しみ!と先生として、そしてひとりのアーティストとしても学生のことをみている気さくで笑顔がやさしい先生でした。
某が持って行ったポートフォリオもOh~Ohohohohoと楽しげに見てくださいました。英語とチェコ語で頑張ったかいがあったぁ。今回の旅で一番うれしかったですね。
時間の無い中でしたが、貴重な時間を過ごせました。



次に行ったのが、
「プラハ美術工芸大学アニメーション学科」





この大学はアニメーションだけでなく、いろいろな学科がある。チェコの伝統的なことから現代アートまで幅広く教えている大学ともいえる。
だだっぴろい!というわけではないですが、入ってすぐに美大だと感じられるくらいアートがちりばめられていました。こんな環境で勉強出来たらと思うとぽーーっとしますね。
さて、このアニメーション学科はどんなことを軸にどんな勉強をしているのでしょうか。
最近のアニメーションはデジタルの作業が中心になっているが、チェコのアニメーションは、昔からの温かみのあるアニメーションを大切にしていると印象を受けました。
実際に、この工芸大学でもFAMUでもデジタルではなく、アナログでの作品づくりを軸に持ってきているそう。でも、最新のデジタルでのアニメーションを否定しているわけではなく、デジタルでつくる作品の中にもアナログで描いたような温かみある作品づくりを目指しているのだそうです。
ここ、工芸大学では学生作品を見せていただきました。
1年次、2年次、3年次…と各学年の作品をみましたが、それそれが個性あふれる作品ばかりでおもしろかったです。セリフが入る作品では、絵でしか作品を読み取れませんでした。ですが、それでも楽しんでみれました。中でも驚愕だったのが女性と男性の関係を描いた作品で、カップルがとあるレストランで普通に食事をしている。だが、突然いちゃこらつきはじめる。

「これは…濡れ場か…」なぁんて思ってたのもつかの間、


ぱくっと男性の指を食べてしまった女性。「あぁ!痛いっ(七味)」そのまま肩やら腰やらぱくぱくと食べきってしまった…。(泣)なぜ?と思っていたらあっちでもこっちでもぱくぱく。こんな状況についていけなかったのがこの作品の中でも一人。このレストランのウェイターである。食べあっているカップルこの状況にびびったウェイターは冷蔵庫(食品庫)に逃げ込みます。信じられず怯えていましたがそれと同時にその行為にそそられるものがありました。
ウェイターは無事におうちに帰ると生クリームを奥さんに塗りたくって食べちゃいました。
なんともまぁ痛いおはなし。ってことで終わったのですが、
今思うと、その行為の痛々しさが狂おしい愛のエロスを引き立ててたような……
いや、痛いだけだった。(いい音立てて食べててたんだよなぁ。)
チェコのアニメーションはエロス・愛をダイレクトに表現してくる作品が多いなと思ったのですが、日本がシャイだから?最近はそんなこともないとおもうけれど。



最後に見学したのが!
「イージー・トルンカスタジオ」

入口にはイージー・トルンカスタジオのロゴマーク



ぼけとるwworzスタジオ内の壁にはアニメーションのキャラクターが描かれていました。

かわいいwww







ここ、イージー・トルンカスタジオではチェコアニメーションの代表すべきアーティストの方々の作品上映とパペットアニメーションで登場するパペットの作り方、制作手順や道具を見せていただきました。いろいろな素材を使いこなし、キャラクターが生きるようにひとつひとつ作り込んでいく様は某たち、キャラクターデザイン学科と共通するところですね。とても、勉強になりました。



さて、これで七味のチェコ旅行記は終わりです。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。チェコ、日本から韓国経由で約11時間。遠いようで、近い。時間の感覚なくなるから飛行機って怖い。でも、チェコではいろんなことを勉強出来ました。技術の面だけではなくて、精神的に、思想的に世界観が変わるところです。是非、興味のある方行ってみてください。観光客でも日本人少ないみたいですよ。
あ、そういえば現地の高校生くらいの男の子らが、某と友達Kん田ちゃんとのバリバリ日本語を聞いてか聞かずか「優しい日本語」という白黒コピーの冊子をとりだしてそわそわしてた時はこっちもそわそわしたな。できれば日本のアニメのこととかで話したかったけどそわそわしておわった・・・。
でも、こういうのいいですね。新鮮です。
これからガンガン世界へ渡り、自分の中の世界を変えていきたい。広大にしていきたいですな!次はアジア圏行ってみたい。それかアフリカ。




ではでは
(*´∀`*)ノシ




<じゃあね!みんな☆







(↑パペットの骨組み。特注品でお高い。そしてこの腰つきがたまらない。)

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