みやもとです。
好きな作品を紹介しろというわけで、 色んなジャンルのものを挙げてみました。
◎小説
星 新一『ボッコちゃん』、『ようこそ地球さん』(新潮文庫)
「ショートショートの神様」と呼ばれる彼の作品は、
短い物語ながらも濃密な印象と面白さを我々に与えてくれます。
上記の二作は星新一の初期作品集ですが、傑作揃いです。
星新一の入門編として最適。
一話一話が短いので、小説に疎い方にもオススメです。
是非とも併せてお読みください。
◎漫画
道満晴明『ニッケルオデオン 赤』(IKKI COMIX)
小説に引き続き、これも短編小説集です。
この漫画に登場する人物や設定は、何かと「ヘン」です。
虎が喋ったり、身体がバラバラに吹き飛んでも生きていたり、
双子の身体がくっついていたり、邪神だったりBLだったり…。
その「ヘン」な前提の中で、ちょっと良い話、恋愛、 ホラーが繰り広げられます。
何よりも、作品全体を包み込むクリアな空気感が気持ち良いです。
冬目 景『イエスタデイをうたって』(ヤングジャンプ・ コミックスBJ)
フリーターの主人公・リクオ。彼の前に現れた謎の少女・ハル。
主人公が好意を抱く大学の同級生や、その同級生の幼馴染。
元カノや喫茶店のマスター…などなど、様々な人物が、 様々な気持ちを交差させ、
時に落ち込み、時に成長する様を描いた人間ドラマです。
登場人物の多くが美術に携わっており、 美術と向き合って成長していきます。
彼らの心境に自分を重ね合わせてみてはいかがでしょうか。 7巻まで発売中。
◎映画
森田芳光『家族ゲーム』
授業で見た作品なのですが、とにかく演出が凄い。凄い謎です。
独特の演出と、「受験」「家族関係」 といったシビアで現実的な題材が起こす化学反応。
色んな意味でも目が離せないシーンの連続。
すっかりこの作品の虜になってしまいました。
森田芳光監督は残念ながら去年の12月に亡くなってしまいました 。
もっと早くこの作品に、この監督に出会いたかった…。 そう思った一本でした。
◎ゲーム
アトラス『世界樹の迷宮』シリーズ(DS)
「Wizardry」のシステムを踏襲した、 ダンジョン探索RPG。
一筋縄ではいかぬダンジョンと、そこに立ち塞がる魔物たち。
そして多種多様な職業とスキルがプレイヤーを大いに悩ませます。
ダンジョンの地図はタッチペンを使い、自分で作成します。
面倒くさそうに思われがちですが… やってみるとコレがまた面白い。
骨のあるゲームを腰を据えて楽しみたい、 そんな貴方にオススメです。
公式サイト:http://sq3.atlusnet.jp/
◎アニメ
シャフト『魔法少女まどか☆マギカ』
放送されたのはおよそ一年前ですが、 あの興奮はまだ冷め止みません。
「やっぱりアニメって面白いな…。」 そう思わせてくれた作品でした。
劇団イヌカレーによるコラージュを用いた演出は必見です。
ネットなどでは「3話が凄い」とよく言われていますが、
このアニメの真骨頂はむしろ、3話以降にあると思っています。
まだ見てない貴方も、途中までしか見てない貴方も、 是非とも最終話までご覧下さい。
そしてこのアニメを見た来年入学予定の皆さま、 是非とも私と語り合いましょう。ええ。
長くなりましたが、紹介は以上です。
どれも私が自信を持って紹介する作品です。
もちろん、感想は人それぞれ。 つまらないと感じるものもあるでしょう。
ですが、つまらないと思うこともまた収穫だとは思いませんか?
どちらにせよ時間の無駄にはさせません。
やってみた・見てみた感想なんかもお聞かせ下さい。
それではまた。
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